2020年8月15日付のバンコクポストのニュースでタイランドエリートカードについての記載がありました。
私の意訳と共に翻訳しましたので、掲載させて頂きます。
タイエリートカードはコロナウイルスからの海外逃避先として外国人を誘致することを目的としている
裕福な外国人のために用意されているタイの滞在VISAプログラム(タイランドエリートカードのこと)は会員拡大の機会が見られています。
タイは比較的コロナウイルスを封じ込めるのに成功したおかげで、タイはタイ国外に住む外国人のための逃避先になるというビジョンを持っています。
タイエリートカードは、裕福な外国人、投資家、長期滞在グループ向けの居住ビザプログラムです。
50万バーツから200万バーツのメンバーシップでは、5年間のビザを提供しています。
また、リムジン送迎、ジェットとヨットなどのチャーター利用、年1回の無料の健康診断、バンコク、プーケット、パタヤのチャンピオンシップコースとして著名なゴルフコースでの無料ラウンドなどの特典も付いています。
現在国境は閉鎖されており、世界各地への旅行はほぼ停滞しているため、タイランドエリートカードビザプログラムにとって最悪の時期と思われています。
しかし、17年前から存在しているタイランドエリートカードは、コロナパンデミックの最中も停滞することなく持ちこたえています。
通年の新規登録者数は2,288人で、前年比6.8%増、売上高は7.7%増の14億バーツを見込んでいます。
すでに他の種類のビザ(ワークパーミットやNon-B Visa等)で国内に居住している外国人駐在員が、今年エリートカード会員になった人の70%を占めています。
エリートカードは、リタイアメントビザ、または結婚ビザ(O-Visa)よりも優れていると結論付けています。
TPC社(タイランドエリートカードの発行体会社)はインタビューで「私たちは、タイ国内に住み、長期滞在を希望し、母国でのウイルス状況そして国の対策に信頼がない人々をターゲットにすることで、事業に再び焦点を当てました」 と答えました。
タイ国外の規制によりタイ国外のエリートカード加入者を引き付ける可能性は現在限られていますが、TPC社のソムチャイ氏は、タイがコロナパンデミックからの逃避先として良い選択であり、安全で快適な場所を望む海外の人々の市場が成長していると信じています。
タイは観光に大きく依存しており、ウイルス封じ込め対策は経済に大きな打撃を与えており、今年はGDPは8.5%減少すると予想されています。
タイでは世界と比較してコロナウイルスの状況は比較的抑えられています。
約3,400件の感染があり、5月26日以降、タイ国内でのローカル感染は発生していません。
現在、タイでは、規制緩和の方法が模索されています。
そして、中国本土はタイのエリートカード保有者の約4分の1を占めています。
同社は、国境規制が緩和される時期を想定して、2021年に海外市場を誘致するための別の推進策を講じます。
ソムチャイ氏は、香港とオーストラリアの居住者が潜在的な顧客であると述べました。
タイランドエリートカードメンバーシップは基本的に長期滞在を求めていて、「経済に貢献する」ことをいとわない人なら誰にでも開かれている、と彼は述べました。
まとめ
世界的にはまだまだ予断を許さない状況が続いていますが、タイでは比較的コロナが落ち着いています。
タイは世界的に見てもコロナが発生していない国と言えるかもしれませんね。
私個人としては一刻も早くコロナが落ち着いてまた普通の日常に戻って欲しいと思っていますが、タイランドエリートカードはある意味良い機会と捉えているのかもしれませんね。
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