2020年7月18日付のタイのニュースメディアPOSITIONINGのニュースでタイランドエリートカードについての記載がありました。
私の意訳と共に翻訳しましたので、掲載させて頂きます。
香港からのタイランドエリートカード申請が急増
日経アジアレビューは、裕福な外国人のためのタイランドエリートカードを発行しているTPC社のソムチャイ・ソンサワン 氏へのインタビューを引用しました。
その記述によると、TPC社は中国が施行したばかりの新しい国家安全保障法の適用を受けたくない富裕層の香港住民を対象に、長期滞在プログラムのメンバー(タイランドエリートカード)として歓迎すると述べています。
「4月2日から6月にかけて、香港からのエリートカードの申請が増えています」
タイランドプリビレッジカードによると、エリートカードを保持する香港市民の数は、6月31日までの過去9か月で380%に上昇しました。
ビザを保持している香港の居住者の数がその期間中に50人以上増加する可能性が高いことを示しています。
ソムチャイ氏はまた、第3四半期または7月から9月の間にタイに滞在したい外国人のために、エリートカードビザプログラムで20人以上の新規メンバーを取得することを期待しています。
「現在、香港から多くの需要が見られます。」
ソムチャイ氏は、香港市民がエリートカードビザを申請する要因は多いと主張しています。
1つは、6月下旬の香港で施工された中国の新しい法律です。
「国家からの離脱、転覆行為、テロリズム、香港に介入する外国勢力との結託」
新しい中国の法律では香港にたいして、これら4つを犯罪行為と定めました。
エリートカードビザの申請者は20%増加し、2020年度の最初の3四半期で1,761枚増加し10,363になりました。
そのうち38%が中国本土人で、日本人が2番目で9%。米国と英国はそれぞれ7%です。
タイは英国やオーストラリアなどの香港住民が国外へ移民する対象国として競争しています。
香港住民がタイを移住先として魅了する下記3つのポイントがあります:
1.天気が似ている。
2.友好的な文化を持っている。
3.ビジネスを行うのに適している。
タイランドエリートカードの申請は、タイの移民局などの関係当局から経歴審査を受けるだけです。難しい審査はありません。
報道によるとイギリスとオーストラリアは、中国の新しい国家安全法を非難している2つの国です。
そして、香港居住者が英国へ居住を希望するグループは、将来的には300万人が英国市民になることができると発表しました。
オーストラリアは、香港市民がビザを更新するために最大5年間かかりますが、その後永住権をもたらします。
まとめ
香港の人にとって、中国により新たに施行された国家安全保障法は生死が掛かった問題だと思います。
生死が掛かった状況で、タイランドエリートカードは、香港の人にも良い海外移住先としての選択肢となっているに違いないと思います。
これから香港がどのような形になるのか、将来は分かりません。
タイが香港人にとっても良い避難先となることを願っています。
参照先
“คนรวยฮ่องกง” หนีกม.ความมั่นคงใหม่ แห่ขอวีซ่า Elite Card อยู่ไทยระยะยาว
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