近年、タイランドエリート旧会員権(永年)の価格が目立つほど高騰していることに注目が集まっています。

2003年から2006年3月まで販売されていた生涯有効の旧会員権ですが、特にここ2,3年での価値向上が著しいです。

いったいなぜ、この2,3年という短い期間で旧会員権の価値の向上、価格が急騰するような状況になったのでしょうか?

2020年から2,3年の間にThailandElite旧会員権(永年)の価格が高騰している3つの理由

タイランドエリート旧会員権の価格上昇には様々な要因が絡んでいます。

その中でも特に私自身が実際にこの2,3年の間の旧会員権の仲介を通して感じた事、重要だと考えられる3つの要因について今回は記載してみたいと思います。

1. タイランドエリートおよびTPC社(Thailand Privilege Card co. ltd)の認知度の向上

まず、タイランドエリート旧会員権(永年)の価格高騰の背後には、TPC(タイランド・プリビレッジ・カード)およびタイランドエリートの認知度が大きく関与していると思われます。

2020年からタイランドエリートの会員数は飛躍的に成長を遂げています。

タイランドエリート旧会員権と現行メンバー数の変遷と増加要因の分析

タイランドエリートは、長期にわたるビザや特典を提供するプログラムで、その利点が広く認識されるにつれて、会員数も急増しています。

Googleで「タイランドエリート」と検索をかけると、検索バーに旧会員権に関する情報が表示され、存在を知る人が増えているのです。

特に、現在正規代理店で販売されている20年の長期タイランドエリート会員権を検討している人々は、その選択肢を検討する過程で旧会員権の存在を知るケースが多く見受けられます。

この結果、旧会員権の存在が広がり、需要が高まる一方で、旧会員権を求める人々が増え、その結果として価格が上昇しているのです。

タイランドエリートの人気化は、間接的に旧会員権の認知度を高め、価値を向上させていたのです。

この相乗効果によって、タイランドエリートプログラム全体の注目度が高まり、旧会員権を取得したいという人が増え、旧会員権の価値向上につながっているのです。

このような流れは、タイランドエリート旧会員権がどのようにして価格高騰につながったのかを明確に示しているといえるのではないでしょうか。

現行の会員権にはない旧会員権の利点の認識度の向上、検索エンジンの効果、現行会員権の検討などが組み合わさり、旧会員権の存在が広まり、価格が上昇する過程が成り立っていると考えられるのです。

2. TPC社の正規代理店や不動産業者の旧会員権仲介関与の拡大

過去、タイランドエリート旧会員権の情報はほとんど公に知られておらず、その特典や利点についての情報は限られていました。

2020年以前は日本語でタイランドエリート旧会員権の情報が流れることは稀でした。

売買情報はその当時バンコク掲示板、チェンマイ掲示板、プーケット掲示板などのタイ掲示板のみで出されているような状況で、本当に旧会員権という存在自体があるのかどうか非常に怪しいものだったのです。

タイ掲示板:https://kaigai-bbs.com/tha/bkk/

このタイ掲示板では、現在でも売買情報などがやり取りされています。

TPCと実際に仲介をしている方が売買情報を出すこともあり私自身も売買情報を出すことはあります。

しかし、2022年には実際に詐欺も発生し、日本大使館から注意喚起が出されたりなど、正しい売買情報の中に未だに怪しい売買情報があるのが実情です。

旧式タイランドエリートカード(生涯有効,30年有効)譲渡時の詐欺対策&徹底防止策

タイランドエリート旧会員権は詐欺だというような情報もブログやネットで散見されていました。

問い合わせも詐欺を疑われることが今よりも多かったです。

旧会員権の存在自体を疑われる方も多くいました。

毎日ゴルフとスパが無料という嘘だと思われるような特典が付いている為、無理のないこともかもしれません。

日本語圏のネット情報だけでなく、英語圏でもASEAN NOWの掲示板やRedditのr/Thailandのスレッドの一部でやり取りがされているだけでした。

英語圏でも情報は限られていたのです。

2020年当時まではタイランドエリート旧会員権の情報は非常に乏しく、怪しい存在だったのです。

こういった背景もあり、2020年以前は旧会員権もかなり安い値段でやり取りされていたことが多かったのです。

しかし、最近ではタイランドエリートの正規代理店や不動産業者などがこの旧会員権を仲介する役割を果たすようになり、その信頼性や利点がより多くの人々に浸透しました。

タイランドエリートの日系大手代理店である大丸トレーディング、日系不動産会社の心友不動産などの日系企業もタイランドエリートの旧会員権の仲介をサポートし始めたのです。

大丸トレーディングは、多くの広告費を使って大々的に宣伝をしているタイランドエリートの代理店です。

タイランドエリートを購入検討したことがある方は一度は目にしたことがあるような最大手の企業とも言えます。

芸能人や著名人でタイランドエリートを取得している日本人はたいてい大丸トレーディングを通して購入しているような状況で、信頼できる日本企業であるとも言えます。

この会社が仲介サポートを始めた事が旧会員権の認知度、そして、価値向上のいち役を買ったのではないかと個人的には考えています。

他社にはなりますが、私はタイランドエリートの代理店を務めている代理店の会社の社長や社員の方とも交流があり、いろいろと背景を聞いています。

以前まではTPC社がタイランドエリートの代理店に旧会員権の仲介をすることを禁じていたという話しを聞いていました。

正式に禁じていたのか、身内の中でそういった話だったのかは定かではありませんが、実際に正規代理店が仲介サポートをしてはおらず、旧会員権の情報を表立って公表するようなことはしていませんでした。

しかし、今現在はTPC社も方針を変えたのかもしれません。

現在はタイランドエリート正規代理店も旧会員権の仲介サポートをしているのです。

信頼できる会社である正規代理店が、需要の増加と価格の高騰を促進している要因とも言えるのです。

以前は怪しい、詐欺という情報が付きまとっていた旧会員権ですが、実際にカードが存在されている事が認知され、また希少性も相まって本来の価値である価格に適正化された結果、価格が高騰しているような状況になったともいえるかもしれません。

正規代理店が仲介サポートを始めた事が結果的に旧会員権の認知度、信頼度を広め、価値向上に一役買ったのです。

私個人としては、正規代理店が仲介を始めた事こそが、ここ最近の旧会員権の価値向上に最も貢献した理由だと考えています。

3. コロナによる物価上昇と他国の滞在VISAの高額化と厳格化

コロナウイルスの影響により、世界中で物価が上昇する中、タイにおける生活費も影響を受けています。

また、他国の滞在VISA(ビザ)の取得においても高額化及び厳格化の傾向が見られ(特にシンガポールとマレーシア)、その中で容易に取得できるタイランドエリートおよび旧会員権がより魅力的な選択肢として浮上しているのです。

このような外部の要因が、旧会員権の価格高騰を助長していると考えられます。

まとめ

まとめると、タイランドエリート旧会員権(永年)の価格高騰には様々な要因が影響しているとは思いますが、私個人としては上記3つの理由が大きいのではないかと考察しています。

TPCやタイランドエリートの認知度向上、代理店や不動産業者の関与の拡大、そしてコロナによる物価上昇と他国の滞在VISAの高額化がその要因として挙げられます。

これらの要因が絡み合い、短い期間で旧会員権の価格を急上昇させていると考えられるのです。

タイランドエリート旧会員権の市場相場、価格は今後も上がり続けるのか?

さいごに

知る人ぞ知るタイランドエリート旧会員権ですが、価格上昇の背後にある理由を理解させるとともに、タイランドエリート旧会員権についての知識を広めることでさらに価値向上に繋がれば筆者としても無上の喜びであります。

なお私は、今回タイ移住するうえで必要なビザである旧式タイランドエリートカードの仲介をしております。

この投資ビザですが、他国の投資ビザと異なり、カード自体が資産になりえるカードです。

金額も他国の投資ビザと比べても数倍も安価且つ特典も付いた価格に対して価値が非常に高いものだと私は思っています。

もし、ご興味がある方は下記ページにてお問い合わせ頂ければ幸いです。

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