旧式タイランドエリートカード(生涯有効,30年有効)譲渡時の詐欺対策&徹底防止策

旧タイエリートカードについて、今までに数多くの方から問い合わせを頂いています。

皆さん、タイランドエリートカードを取得して、タイ移住計画を立てている事は共通していますが、それぞれ色々なバックグランドをお持ちの方から問い合わせを頂いています。

私自身今強く思うのは、問い合わせ頂いた方とお話をさせて頂き、色々と勉強させて頂いているということです。

エリートカードを通して色々な方とやり取りをさせて頂けることに率直に感謝しています。

また、この旧エリートカードに関心を持っている方は非常に多いとも、今改めて思うに至った次第です。

Elite Cardはタイ移住をスムーズに、また非常に快適に過ごす為、タイへ移住する上で非常に適した投資ビザだと思っています。

タイ移住する上で強くおすすめしたい滞在ビザです。

問い合わせ頂いた方々と色々とお話をさせて頂き、今までに色々なご質問を頂きました。

背景や将来設計、また問い合わせ頂いたみなさんの質問内容も千差万別です。

私も答えられる事は極力答えて、タイ移住をサポートしています。

多くの質問を頂く中で一つ気になることがあります。

色々な背景や目的を持たれた方がいらっしゃるのですが、皆さん共通して聞かれる質問があるのです。

背景は全くと言っていい程異なるのに、必ず問い合わせされる共通の質問があるのです。

それが『旧式タイランドエリートカード譲渡時に詐欺があると聞くが、どういった対策を取っているか？』というものです。

この質問ですが、今まで譲渡サポートした方やお問い合わせされた方、全ての方に共通して聞かれる質問となっています。

今までに、購入を強く希望されている方から、100％の確率で問い合わせを頂いている質問です。

旧式エリートカードの譲渡には詐欺が多いと思われている方が多いのだと感じています。

私自身は仲介で詐欺に遭った事はありません。

また、どのような詐欺があったか、実際に事件などを記事などで見たこともありません。

本当に詐欺があるか、あったか、どうかは分からない状況です。

実際にどのような詐欺が発生したかは私と同様に皆さん存じ上げていないのです。

おそらくネット上や噂などで話が大きくなり、旧式エリートカードを購入しようとしている方に話が大きく伝わっていってしまっているのが現状だと思います。

『旧式エリートカード譲渡には詐欺が多い。

しかし、どのような詐欺があるのかはっきり分からない』

これは、旧式エリートカードを購入しようとしている方が必ず聞かれる質問です。

詐欺については、旧式タイランドエリートカードを取得する上で最大の関心事項だと思います。

今回は、この旧式タイランドエリートカードを購入しようとしている方に共通して聞かれる詐欺について記載してみたいと思います。

旧式Thailand Elite Card(生涯有効,30年有効)譲渡時の詐欺対策

旧式タイランドエリートカードを取得する上で一番気になることが詐欺についてだと思いますので、

今回は、この旧式タイランドエリートカード譲渡時の詐欺と対策について記載してみたいと思います。

旧式タイランドエリートカードとは？

まず旧式タイランドエリートカードをご存じでない方向けに、タイランドエリートカードとは何かを説明したいと思います。

タイランドエリートカードとは、Thailand privilege Card Co（通称TPC社）が発行するタイ滞在をより良く快適に生活して貰う為に政府系民間企業が発行している特別滞在VISAカードとなります。

現在販売されている現行のエリートカードは、代理店などで誰でも購入可能です。

今回紹介する詐欺の話しがあるのは、この現行で売られているエリートカードではなく以前発行されていた古いタイプのカードとなります。

俗に言う、旧式タイランドエリートカードと言われるものになります。

この旧式エリートカードは現行のカードよりも使用期限などが長く設定されています。

また提携ゴルフやスパなどが毎日無料という特典が付いている事でも知られています。

旧式エリートカードについて、詳しくは下記に詳細を記載していますのでご確認ください。

タイランドエリート旧会員権の特典

次に譲渡手順について見ていきたいと思います。

旧式タイランドエリートカードの譲渡手順について

まず第一にお伝えしたい事があります。

旧式エリートカードの譲渡については、明確な譲渡手順がありません。

売り手と買い手が考え合意した手順で進めていくことになります。

この明確な手順がない事が詐欺が発生しうる根本的な原因となっていると思うのですが、こちらについては後述致します。

まずはどのような手順があるのか？

一般的な手順について理解して頂ければと思います。

私が行っている譲渡手順は下記に詳細を記載していますのでご確認ください。

タイランドエリート旧会員 譲渡手順

あくまで私が仲介した際に行っている手順となりますが、他の仲介者と基本的には同じようなものだと思います。

ここまでで手順を確認しましたので、次に本題の詐欺について記載したいと思います。

譲渡時に起こりえる詐欺と対策

旧式エリートカードで起こりえる詐欺は主に4つあると考えています。

ここでもまず重要なことを先にお伝えさせて頂きます。

詐欺に遭う可能性があるのは売り手と買い手双方に起こりえるという事です。

詐欺に遭う可能性があるのはこれから旧式エリートカードを取得しようとしている買い手だけでなく、売り手にも起こりえるのです。

詐欺に遭うのは売り手だけだと思っている方が多いのでまずはここをしっかり認識して貰う必要があります。

また、ここで記載する詐欺の内容は実際にあったかどうかは定かではないです。

詐欺として起こりえるケースを私の想定で記載しています。

それでは、以上の事を踏まえて、順に紹介をさせていただきます。

①売り手が既にエリートカードを持っていないのに、譲渡情報を出して買い手がお金をまず払ってしまう

旧式エリートカードは非売品です。

今現在旧式エリートカードを所持している人から譲渡される形でのみ取得する事が出来るようになります。

このカード譲渡情報はインターネットの掲示板、ツイッターや代理店などを通して行われます。

実際には既にカードを持っていない、またはカードを全く持っていないのに、持っていると情報を出して、それを信じてお金をまず払ってしまい、実際はカードを持っていない為、お金を受け取ったのちに売り手が姿をくらますというケースを想定しています。

対策

契約、支払いを済ます前にカードホルダー（売り手）のカード内容を確認する事が非常に重要です。

具体的には、TPC社にホルダーのカード内容を問い合わせて実際に売り手がカードを保持しているかどうか、TPC社のデータベースに登録されているかどうかを確認するのです。

この確認が済むまではお金を払わないようにすればこの詐欺の対策は可能です。

②旧カードの特典内容が購入しようとしていたものと異なっていた

旧カードには主に生涯有効（永久会員）と30年有効と言われる2つのタイプがあります。

また30年には数年使用済みのものや使用できる特典に制限があるタイプがあります。

このカードの内容の違いは非常に重要ですが、内容を確認せず、購入してしまい譲渡後に自分が取得したかった内容ではなかったと発覚したケースを想定しました。

対策
これは事前に特典内容をしっかり確認しなかった為、詐欺とも言えないかもしれません。

買い手の確認ミスとも言えます。

特典内容の確認は重要事項なのでしっかりと確認するようにしましょう。

①と同様の対策で事前にTPC社にカードの内容を確認し、確認できるまでは入金しなければ対策可能です。

まずはしっかり購入しようとしている特典内容を確認しましょう。

③タイ移民局のブラックリストに載っていて、申請却下され売り手からお金も戻って来なかった

タイランドエリートカードはお金さえ払えば誰でも会員になれますが、1点だけ注意事項があります。

それがタイの移民局や警察のブラックリストに載っている場合は申請が却下されるということです。

TPCへの正式提出後、移民局、及び警察のクリミナルレコードで購入希望者は適正審査を受ける必要があるのです。

既に正式申請を済ませ、入金も全額完了しているのにタイ政府から却下されてしまい売り手からお金が戻って来ないケースを想定しました。

対策
まずここで重要なことをお伝えいたします。

売り手、買い手のサインが入った譲渡申請書類をTPC社へ提出した段階で、その後は双方の同意がなければキャンセルする事は出来ません。

上記の為、入金はこの正式申請を行う段階で行われるのが一般的です。

しかし、移民局のブラックリストに載っているかどうかは、我々のような一般市民には確認する事が出来ませんので、もし国際指名手配犯やインターポールのブラックリストに載っているような方は申請しても却下されてしまう為、申請を行わないようにまずは認識しておく必要があります。

そのような方は申請しないとは思いますが。。

私も申請時に本人に入念に確認させていただいております、

今まで虚偽されたことはありません

またそれ以外にも何らかの手違いで申請が却下された場合、売り手から返金がされるように契約を結んでおくことで対策が可能です。

契約については、公証人証明や双方のサインなどしっかりと有効な契約書になるようにする事も重要でしょう。

なお、詐欺が起こりえる可能性が高いのは、TPC社へ正式申請を行う前です。

このケースは基本的にあまり起こりえないパターンでの詐欺と対策を記載しています。

④譲渡完了後、買い手が支払いを済まさず逃げてしまう、または途中でいなくなる

このケースはTPC社へ正式申請時に全額を支払わず、譲渡完了後に入金する場合のケースを想定しています。

このケースは売り手が詐欺に遭ってしまうケースです。

このケースがあり得る為、売り手はTPC社へ正式申請を行う段階で全額を入金するようにお願いされる事が多いのが実情です。

ただし、売り手は基本的にこの方法は望まず、TPC社へ正式申請時に全額支払うことが一般的になっています。

もし買い手が譲渡完了まで全額を払わない場合は、エスクローなどを使用することで対策が可能です。

詐欺が起こりえる原因

詐欺に遭ってしまいそうなケースを紹介しましたが、そもそもなぜこのようなケースが想定されるのでしょうか？

なぜ、全ての方から旧式エリートカードの譲渡には詐欺が多いと質問されるのでしょうか？

私が考えるに、根本的な2つの原因があると思っています。

①明確な譲渡手順がない

旧式エリートカードには明確な譲渡手順がありません。

これによって売り手や買い手が双方に自由に手順を決められるため、詐欺が起こり得る状況を作ってしまいやすいと考えています。

②TPC社が仲介サポートをしていない

また、TPC社が正式に旧式エリートカードの譲渡サポートをしているのかどうかも定かではありません。

旧式エリートカードの譲渡は旧会員の特典の為、TPC社も申請があれば対応しますが、表立って売り手と買い手の間に入って仲介や、売り手の情報をインターネットなどで情報展開することはありません。

表立ってはしておらず、実際にはしているのかもしれませんが、私自身は見たことがありません。

この2つの事が、詐欺が起こり得る根本的な原因になっていると考えています。

なお、TPC社については下記に詳細を記載していますのでご存じでない方はご参考として紹介させていただきます。

タイランドエリートカードとTPC社(Thailand Privilege Card)の歴史