今回はタイランドエリート旧会員を譲渡する際によく質問されるエスクローの対応について記載したいと思います。

エスクロー(第三者預託)とは何か?

エスクロー(第三者預託)とは、取引や契約において信頼性を高めるために、第三者が関与して資金や財産を一時的に預かる仕組みです。

この仕組みにより、買い手と売り手の双方が取引に関する条件を満たした場合にのみ、資金や財産が移動されるようになります。

エスクローは特に高額な取引や信頼性の問題がある取引でよく使用されます。以下で手順と共に詳しく説明します。

エスクローの手順

  1. 取引の条件合意: 買い手と売り手が取引条件(価格、納期、品質など)に合意。
  2. エスクローサービスの選定: 取引の両当事者は、信頼性が高く中立的な第三者(エスクローサービスプロバイダ)を選定。
  3. エスクローアカウント開設: エスクローサービスプロバイダによって、エスクローアカウントが開設。
  4. 買い手が支払い: 買い手は、取引条件に従ってエスクローアカウントに資金を送金。
  5. 売り手が商品を提供: 買い手が支払いを完了すると、売り手は商品やサービスを提供。
  6. 買い手の検収: 買い手は受け取った商品やサービスを確認し、取引条件に適合しているかを確認。
  7. 第三者の確認: エスクローサービスプロバイダは、取引条件が満たされているかを確認。
  8. 第三者の配分: エスクローサービスプロバイダが取引条件を確認し、両当事者が合意している場合には、エスクローアカウントから資金や財産を売り手に送金。
  9. 取引完了: エスクローサービスプロバイダが資金の送金を行った後、取引は正式に完了。

実例を挙げると、不動産の取引がよくエスクローを使用するケースがあります。

不動産取引では、高額な金額が動くことや法的手続きの複雑さから、エスクローサービスを利用して信頼性を高めることが一般的です。

例:Aさんが不動産を売却する際に不動産会社などがエスクローサービスを提供する場合。

  1. AさんとBさん(買い手)は取引条件を合意(売買価格、引き渡し日など)。
  2. エスクローサービスプロバイダを選定し、エスクローアカウントが開設。
  3. Bさんがエスクローアカウントに売買価格を送金。
  4. AさんはBさんに不動産を提供。
  5. Bさんが不動産を確認し、取引条件に適合していることを確認。
  6. エスクローサービスプロバイダが取引条件を確認し、両当事者が合意していると判断すると、売買価格がAさんに支払い。
  7. 取引が完了し、不動産の所有権がBさんに移転。

このように、エスクローシステムは買い手と売り手の双方の利益を保護し、取引の安全性と信頼性を高める重要な仕組みです。

基本的なエスクローの説明については以上となります。

それでは、次に平インドエリート旧会員譲渡時のエスクローについて記載してみたいと思います。

タイランドエリート旧会員譲渡時のエスクローについて

タイランドエリートカードの旧会員の譲渡は明確な手順がありません。

売り手と買い手が譲渡手順を決めて、契約し、それをもって譲渡を行っていくのが一般的です。

基本的な譲渡の流れは下記に記載していますが、実際にどのような手順、契約にするかは売り手、仲介者、買い手によって決める必要があるのです。

旧式エリートカード譲渡手順

そして、旧式タイランドエリートカードは高額です。コロナ後、年々増加傾向にあります。

また、しっかりとした手順、契約を作ったとしても失敗してしまうこともあるかもしれません。

詐欺のような形になってしまうケースも十分にあり得ます。

旧式タイランドエリートカード(生涯有効,30年有効)譲渡時の詐欺対策&徹底防止策

このような状況のため、タイランドエリートカード旧会員の譲渡では、エスクローを利用するのには適している取引であるともいえるのです。

タイランドエリートカード旧会員譲渡時のエスクロー注意点

ここで注意点を一つ上げておきたいと思います。

タイラインドエリートはタイの資産カードであり、タイバーツで売りに出されることが一般的です。

また、売主が日本人以外の場合はその売主の国の通貨で支払って貰うこともあります。

場合によっては国際送金が必要になり、この場合、国際送金が可能なエスクロー(弁護士等)が必要になります。

私が確認したところ、日本にいる日本の弁護士では国際送金を伴った場合エスクローは難しいと言われ断られたケースが多くありました。

日本円のみの取り扱いであれば対応してくれましたが、国際送金が絡むと日本の法律適用外ともなるため難しいのが理由のようです。

なお、私が行う仲介を行う場合、私自身がエスクローすることもあれば、私が代金を負担、折半して対応することもあります。

もちろん、弁護士によるエスクローも対応可能です。

もしタイランドエリート旧会員カード(永年、30年)の購入を検討されている方は、旧カードだけでなくエスクロー対応が可能な弁護士や会計士を探してみるのもよいのではないでしょうか。

さいごに

私は、今回紹介した旧式タイランドエリートカードの仲介をしております。

この投資ビザですが、他国の投資ビザと異なり、カード自体が資産になりえるカードです。

金額も他国の投資ビザと比べても数倍も安価且つ特典も付いた価格に対して価値が非常に高いものだと私は思っています。

もし、ご興味がある方は下記ページにてお問い合わせ頂ければ幸いです。

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